神様を信じてる

Kぽどるとコスメと語学と、それから何だろう

在宅ヲタが初めて接触イベントに行って考えたこと

 

中学3年の時からK-POPが好きだったけど、ずっとYouTubeとかCDとかDVDを見てるばっかりで、ライブに行ったことあるのはほんの数回て生活でした。

 

でも社会人になってから定期的にある程度の給料がもらえるようになって、月1くらいでライブに行くようになって。やっぱり生は最高だ!!って話になり、こないだ初めて、握手会&ツーショット会に行ってきました。

 

参加したグループは本命じゃなくて、この前のカムバで気になって一応推しが定まって、会えるなら会いたい、程度の気持ちでした。

CD10枚くらいならライブに行くのと変わらないし、過激ヲタになるつもりはなかったけど、やっぱり本物のイケメンて見てみたいし、、と思って。

 

でもその10枚で当たるとは思わなかったツーショットにも当たってしまって、しかもツイッターで推しのと交換できてしまいました。やっぱり一瞬相手に見られるだけじゃなくて、好きな人と写真を撮るとなると緊張度もかなりUPするものです。あなたと私が会いましたっていう確かな証拠が残るし、君の人生の切り取られた一瞬が私とのものだったって思い込めるし笑 ていうか彼が私の今触ってるこの携帯のレンズを見たっていう事実もかなりヤバイ。

 

 

当日はツーショット会→握手会という流れでした。

いざ当日ブースに入って、彼を足元から舐めるように見上げたら、彼はガリガリのペラッペラで胃に何にも入れてないんじゃないの?ってくらい薄っぺらで、ガリガリ好きの私(だからKぽドル大好き)にはそれだけでもかなり最高でした。入ってすぐ写真撮られて、あまりの距離感に一般人とアイドルの距離を感じて少しショックを受けてたら、彼がかなり低いテンションで、それでもちょっと歯を見せながら

 

「ありがとうごじゃいます」

 

って言ってくれました。(めちゃくちゃかわいい)

ブースから出た後は、彼の塩対応ぶりをちょっと引きずったけど、まあ私は彼にとって初めて会ったファンだしめっちゃ営業されるよりも彼の素が見れた気がして(最高にポジディブw)、逆にかっこよく感じてきました。もともと冷たくて体温低そうなアイドルが好きだってこともあります。

 

その後は、名札を作りそびれていたので急いで近くの100均に行って、黒ペンで書いただけのクソ地味な名札つけて、さっき撮ったツーショットを見て、自分ほんと顔デカイなーブスだなーチビデブだなーやっぱいつか本命に会う時のために痩せなきゃとか色々考えながらニヤニヤしてるうちに握手会が始まりました。

 

今回CD10枚積んでみた結果は、

握手券×4    ツーショット券×1

でした。今まで積んだことないから分からないんですけど、10枚でツーショット当たるって結構運いい方なのかな?とか思いました。当たったメンバーも強かったので推しのと交換出来たし。

ツーショットはさっきの推しの1枚で、握手券4枚はそれぞれ違うメンバーでした。そもそもこのグループはついこの前好きになったばかりなので推し変わるかもだしもう一人気になる人いるし、とか思って推しだけに会うってことはしませんでした。

 

私的にどうでもいい(失礼)メンバー二人の握手を先に行ってみて、練習で「だいすき!」って日本語で言ってみたら、普通に

 

「あ〜、ありがと〜」

 

て日本語で返ってきました。まあ普通。特にトキメキもなかった笑 やっぱスタイルいいし無駄な肉ついてないな〜って印象。

 

そしてその次の、私的2番目の推しがやばかった。同じく「だいすき!」って言ってみました。(前日までは韓国語で言うこと考えてみたんだけど、当日待ってる間はいくら推しじゃないとしても結構緊張感あるし、ツーショットで感じた距離感とかアイドル様のテンション考えたらホストにお願いするみたいなことを言える勇気がわたしにはなかったw)

 

そして返事。

「(引き留められながら).............ボクモダイスキデス」

 

しかもやばかったのが、人の流れにつられて私がブース出ようとしたら、この人まだ手を握ってくる......??!てなって、言われたのが上の一言だったので普通に死にました。

 

最後の推しは

だいすきですって言ったけど、たぶん名札読まれて、推し、呼ぶか呼ばないか?!ってところで剥がされたのでお返事もらえずでした。(結構つらい)

 

 

 

なんかレポみたいになってしまったんですが、この日からやっぱりアイドルに対しての興味が今までより倍増してしまい、今までももちろん大好きで生活の一部にしていたつもりだったけど、比じゃないくらいアイドルのことを考える時間が多くなりました。たぶんもう一回推しの列並べば推しはわたしの名前を呼んでくれたかもしれないし、毎回通えば顔くらいは覚えてくれたかもしれない、とか。この日で彼は完全に私の推しになって、しばらく彼から認知されるにはどうしたらいいかってことばっかり考えてました。平日仕事が終わった瞬間、彼のfancamばっか見てました。たぶん2、3日は狂ってたと思います。笑

 

 

でも今になってようやく周りが見えるようになって、本命の推しの情報を探す気にもなったし、音楽番組とかチェックできるようになりました。まだ認知もされてないしお金もほぼ積んでないのに何言ってんのって感じなんですけど、認知についてほんとに沢山考えました。認知ファンに今から自分がなれるとしたら、何をすればいいのか。自分のために使えるお金を全部当たるか分からないCDに変えて、彼を遠くから眺められるライブに行って、カムバすればサノク行ってサイン会応募して。正直これ、本気でやろうと思ったんです。あと3年くらい無駄にしてもいい。アイドルは限りがあるものだからいつ推しに会えなくなるかわからないし、お金払って自分に接触しにくる痛いデブスだと思われてもいい、てかそのために可愛くなりたいしダイエット頑張れる。大好きな推しに会えるなら。とか思ってました。

 

話少し変わるんですが、糸って曲あるじゃないですか。

あの曲、歌詞見ながらしんみり聞くと本当に泣けてしまうんですけど、歌詞の中に、

 

縦の糸はあなたで、横の糸は私。逢うべき糸に出会えることを人はしあわせとよびます。

 

ってあります。私ずっとこれ信じてたんです。アイドルに会うために戦ったこともない温室在宅ヲタだったから。まるでサンタさんは絶対うちのベランダまで来てるんだ!って思い込んでる子供(もう大人だからただのバカ)。

本命の推しじゃなくても、大好きな人とはいつか出会えるもんだと思ってました。でも実際問題、大好きな人は年下の外国人で、外国でアイドルをしていて物理的な距離も地位も激しく遠い。

こんな夢女が初めてアイドルと接触して、やっと少しだけわかったんです。アイドルはたしかに神様でも天使でも宗教でもなくて同じ生きてる人間だけど、住む世界も次元も確実に違うってこと。お金を払えば会えるし触れるかもしれないけど、あの人たちから見れば確実に私は赤の見知らぬ他人。どんなに私が毎日推しのことを考えて推しのために可愛くなる努力をしようと、絶対に関係ない。糸は絶対に交差しない。

 

昨日推しが所属するグループのサイン会のレポを読んで、ここまで我にかえることができたんですが、あるファンの方が推しに送った手紙をTwitterにあげてたんです。私は訳されてるものを読んだんですけど。

私にとってそのファンの方はただの知らない人だし、その人と推しも違いました。文の内容をハイパー要約すれば、あなたが経験する苦労を私たちが取り除くことはできないけど、ずっとそばにいて応援してるよ。私はあなたのお陰で日々頑張ることができるし、あなたのお陰で癒されてるよ。ずっとあなたのことを信じてそばにいるからこれからも会おうね的な。(実際はもっと尊い文でした)

とても感動したし、推しのこと本当に愛してないとああいう手紙は書けないなあといった感じなんですが、同時にこの手紙を読んでものすごくファンという存在に冷めた自分もいました。

 

こんなに心を削って愛して貢いでも、その推しにとっては秒で流れる一日に会った沢山の中のファンにすぎないし、こっちは前々から楽しみにして全部覚えてるライブやイベントの記憶も、推しはきっと忙しすぎて寝たら忘れてるだろうし、そんな推しのそばにいるって?信じてるって何を?

 

アイドルが生半可な努力で成り立ってるわけじゃないって想像は出来ます。ファンへの感謝を忘れてるような子は売れないし、売れてる子たちはもれなくそういうこと全部わかって飲み込んで受け止めて、ファンに答えてくれようとしてることは分かります。分かってるつもりです。自分だって学生のとき本当に大変な活動(今思えばもう絶対に出来ない笑)をしてて、家に着くのはいつも深夜1時過ぎで睡眠時間はいつも2、3時間だったし、責任の大きさによるストレスも少しは経験したつもりだから、あの子らの苦労はこれの100倍以上だろうな、しかも終わりが決まってないし、周りから常に評価されるし、デビューしても先が見えないこともあるだろうし、とか思えばなんとなく想像できます。だからこそアイドルを本当に尊敬してるし、寿命が短い仕事なのに本気で挑んでいて世界一かっこいいし、自分をコントロールして世間に合わせてそれでも自分を失わずにいられる強くて優しい(かつイケメンor美女の)神様だと思ってます。

 

話逸れましたけど、冷めちゃったのはそのファンもその人の推しも私にとって何の興味もない人だから余計だったと思います。そんな重い思いを言われても、赤の他人が何言っちゃってんの。同じ時代に生きてる人間だから、遠くても心は繋がってるから、推しと共に生きていこうだなんてものすごい見当違い。認知されようだなんてバカみたい。何だかんだ言って、たぶん私はプライドが高いから、自分のこと捨てきれないから、全力のファンになれないだけかもしれません。要はアイドルに見返りを求めてしまってるから。

 

 

私が本気で夢見てた間も、推しは推しで夢に向かって自分の人生を生きてたし、これからもそうだし、私は私のためにちゃんと努力してあげて自分の人生を生きないとダメ。

 

これからは推しに心をよせないように気をつけながら、神様から見せてもらえる若い尊い姿を眺めて幸せを受け取って、自分と自分の周りの人のために生きてゆきます。(大げさ)

 

 

きっとまた1ヶ月くらいたったら、今日感じたことも忘れて、本命の推しを韓国まで追いかけ回す決意してそうです。

 

今月末も元推しのイベントがあるので行ってきます。何言ってようがもう沼に足つっこんじゃったみたい。